実質私立高校無償化!?高等学校等就学支援金制度について

来年から私立高校が実質無償化になるのはご存知でしょうか?

進路先を決める秋に是非知ってほしいので、解説させていただきますね^^

高等学校等就学支援金と

私立高校に進学したご家庭に、支援金として国からお金が支給される制度です。

ポイントは『支給』ということです。奨学金ではないので、返金の必要性は一切なし

実はこの制度は今までもありました。しかも支給対象は全員です。

ただ金額が年間約12万円、1か月あたり1万円です。0よりは助かりますが、少し心もとないですよね。

ちなみに近隣私立高校の授業料を確認してみると

  • 常総高校 30000円
  • 東洋大学牛久高校 27000円
  • つくば秀英高校 30000円
  • 土浦日大高校 30000円
  • 聖徳取手 23500円

になります。※各高校のホームページ参照

全然足りませんね・・・

2020年4月から金額が変わります

この金額が、2020年から大幅に繰り上がることになりました!

調べてみると、金額にして、県にある私立高校の授業料の平均額!!!だそうです。

それっていくらだよ!!!!!!!!

ちょっと、わかりにくいですよね(^_^;)

というわけで文部科学省に聞いてみました!

具体的な支給額

茨城県は今のところ

最大年間32万円、1か月あたり2万6000円になります。(2019年10月24日現在)

最大と書いてあるのは、ご家庭の状況や進学先によって支給される額が異なるためです。

ご家庭の状況について
  1. 世帯収入590万円(課税所得)まで:最大最大年間32万円、1か月あたり約2万6000円
  2. 世帯収入590万円(課税所得)~910万円:最大年間約12万円、1か月あたり約1万円
  3. 世帯収入910万円以上:特になし

となります。本当にご家庭ごとにまちまちらしいので、必ずご自身でご確認してください

※両親・高校生・中学生の4人家族で、両親の一方が働いている場合の目安。

進学先について

上記のご家庭ごとの支給額は最大になります。仮に高校の授業料が最大支給額より安かった場合、その授業料分だけ支給されるとのことです。

  1. A高校:授業料3万円の場合 支給額:2万6000円
  2. B高校:授業料2万円の場合 支給額:2万円

となります。

ただ、ひたち野うしく付近の私立高校は2万6000円より授業料が高いので、最大額をもらえそうです。

嬉しくもあり、悲しくもありですが(汗)

支援金受取方法について

この支援金ですが、受取方法は申請後、1年分を一括で支給されるとのことです。

気を付けなくてはいけないのは、自分で申請をしないともらえません!

私立高校の先生に実際に聞いてみると以下のような流れとのことです。

  1. 授業料を高校に支払う(一度は授業料を支払うことになります)
  2. 希望者は高校に申請(申請しないともらえません)
  3. 後日、年間支給額を一括で支給(時期はわかりませんでした)

その先生曰く、詳しくは入学説明会でお話があるとのことでしたので、詳細がわかるのは入学後になります。

なぜ今知ってほしいのか

上記のように入学の段階で、各私立高校から説明があります。そのため、ほとんどの方がこのブログをご覧にならなくても、「知らないまま申請をできなかった!」ということはないと思います。

ではなぜ、この秋に知ってほしいかと言いますと

公立高校の進学先に大きくかかわってくるからです!

というのは、PASSFINDに通っている生徒のほとんど100%は公立高校を第1希望にしています。

理由は、学校そのものが素晴らしい、みんなが行くからはもちろんありますが、一番多い理由は、学費が安いです。

学費が安いのは絶対に大切です!それは断言できます!

学費の面で、確実に公立高校に進学してほしいご家庭の場合、絶対に受かるであろう学力の高校を受験する生徒も毎年おります。

ただ、今回のような私立の授業料がほとんど無償化になるとしたらどうでしょうか?

そこまで私立にお金がかからないとしたら、

  • 本当に行きたい公立高校にチャレンジすることが出来るのではないでしょうか?
  • そもそも、公立ではなくて、施設がしっかりしている私立に進学させることも視野に入るのではないでしょうか?

この秋に高等学校等就学支援金制度について知っている生徒と、来年の入学説明会で初めて説明を受ける生徒とでは、選択肢が全く異なると思います。

私立がいいとか、公立いいとかではなく、ここに行きたいと思えた高校を受験できる一助になれば幸いです。

気を付けること

 

ここが一番重要です(笑)

授業料が無償化と言っても、一切お金を払う必要がないというかとそうではありません

  • 立派な施設を保つための施設費等
  • 入学金
  • 修学旅行で海外に行くための積立金

などは、ちゃんとかかりますのでお気を付けください。

結局毎月いくらかかるのかを、知りたい場合は私立高校に直接聞いてみることをお勧めいたします(笑)

文部科学省に電話して、確認したので間違いはないはずです(ドキドキ)

以上、高等学校等就学支援金制度についてのブログでした。

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