中学生の成績の見方(模試)

以前定期テストの成績の見方を紹介させていただきました。自分的にはかなり文字数書いたつもりが読み返してみると結構短くて驚きました。今回も一生懸命書いておりますが、量が少なかったらすいません💦

さて、今回は模試の成績の話です。

PASSIFNDでは毎月の月初めに模擬試験「茨城統一テスト」を行います。この結果で志望校が決まりますので大切な試験です。

そして茨城統一テストはきれいな帳票を出してくれることでも有名です。自分の成績、平均点、志望校の合格確率等がとても見やすく分析するのに助かっています。

 

今回はこの帳票を元に話を進めていきます!

ただ、これどこを見るか難しいんですよね。大半の生徒が、点数と偏差値そして、合格率を見てお終いです(その間長くて5分)。せっかくこんなにキレイな帳票なのだからしっかり役立てて!!

ちなみに偏差値ってそもそもよくわかんないという人もいう方は下記の動画を見るといいでしょう!めちゃくちゃわかりやすい。受験においては、点数より偏差値の方が大切です。

では本題に入っていきましょう!

成績の推移を見よう

皆さんが気になるのは「自分の成績が上がっているかどうか」ですよね。上がったら嬉しいし、下がっていたら落ち込む。当然のことです。

ただこの、「成績が上がる」っていつから見て判断すればいいんでしょうか?

多くの生徒が「前回」のテストを基準にします。ただ、前回との比較なんてあまり意味がないということは定期テストの成績の見方で説明しました。復習になりますが、定期テストは周期性があるので1年前と比較するんでしたね!

では模試はいつを基準にするべきなのか。

基本は前々回つまり、2回前の試験を基準にします。

上記の生徒の場合はこんな感じです。前々回(2年5回)に比べてちゃんと成績が上がっています。全体を通してみても上昇傾向なのがわかります。まさに理想的なグラフです。

前回(3年2回)と比較しても上がっているんだから当たり前じゃんって思うかもしれませんがそうではありません。

下のグラフを見てください。生徒の中に丁度いい感じの成績の生徒がいなかったので仮のグラフです。

前回より偏差値が上がっているところはありますが、全体の傾向として下降しているのがわかると思います。あえて、2回前より成績が上がったデータをほとんど使いませんでした。

これはヤバい状態です。徐々に成績が下がっているので、問題傾向とかではなく、単純に周りの成長についていけていないおりません。でもこれ、前回から上がった時は上手くいっていると勘違いしてしまうんです。結果対策が遅れてズルズルズルズル成績が下がってしまいます。

模試の成績は2回目と比較する

そして上昇傾向ならOK。下降傾向なら即対策をとることが必要になります。

この大切さをわかっていただけたでしょうか?

 

設問別分析を見る

さて成績は全体の傾向、上手くいっているのか、改善が必要なのかを読み取ることができます。でも模試の結果からそれだけしか読み取らないなんて本当にもったいない!

次は、設問別分析を見ましょう!

ここは情報の塊です。読み取り方を一つひとつお伝えしますね。

自分の正解した問題の正答率をみる。

 

茨城統一テストの設問別分析は、受験者の平均正答率順に並んでいます。上に行けば行くほど、正答率が高い問題、下に行けば正答率が低い問題です。つまり、簡単な問題程上に、難しい問題程下にあります。

この正答率と、自分が正解したかどうかを見比べてください。

ちゃんと正答率順に自分は正解していますか?

当たり前ですが、簡単な問題が出来ないのに、難しい問題は出来ません。そのため、自分が正解した問題が平均正答率順に並んでいるとラッキー正解ではなく、ちゃんと実力で正解したことが読み取れます。

逆のパターンは怖いです。自分の正解が正答率とは関係なくバラバラになっているとします。これは、テキトーに書いた答えがたまたま正解した問題が多かったことを意味します。点数もおそらく本来の実力ではないでしょう。

上記の写真の生徒はちょっとバラバラですね。

自分の実力じゃ正解できそうにない問題(合計点数が50点位なのに、正答率10%の問題を正解している)が○の時は、その問題を間違えたとして復習すべきです。正解したヤッター!で復習しないと次に出題されたときは間違えてしまいます。

学習の成果を確認する

自分の点数では到底できない正答率の問題を正解している時もあります。例えば、歴史それも江戸時代を中心的に学習していた場合は、江戸時代の問題の正答率が低くても正答できるかもしれません。一方簡単な地理の問題は間違える確率は高いでしょう。

よって、仮に正答率と自分の正解したところがバラバラでも、自分が勉強していた所が正解ならば問題なしです。

この自分が勉強したところが正解したかどうかを確認するのは非常に大切です。

残念ながら、勉強したからといって必ず正解になるわけではありません。正解するためには勉強してある一定のレベルに達する必要があります。

仮に自分が勉強した内容が不正解だった場合は、早急に勉強方法や量を見直す必要があります。勉強自体が自己満足になってしまっている可能性が高いためです。趣味の勉強ならそれでいいのですが、受験では正解できるまで理解度を高めないと合格できません。

まとめると、自分が学習したところがちゃんと正解したかどうかを確認しましょうってことです。

 

学習に活かす

上記の内容で気づいたことはありますか?

実は上記の内容はどちらも「正解した」所に注目しています。じゃあ間違えた問題は見なくてもいいのかというと、勿論そんなことはありません。

間違えた問題=可能性です。

絶対に次に活かしましょう!

ではどのように活かすのか?その一例と弊塾の取り組みをご覧ください。

右側にあるシートは「やることリスト」です。

使用方法は以下の通りです。

①単元名:設問別分析のバツの単元名を右に書き写す。

②優先順位:全体のどこからできるようにするか優先順位を決める

③教材:どの教材を使って復習するのかを決める。ここは結構私と相談しながら決めていきます。

④量:どのくらいの量を学習するのかを決めます。大切なことは必ず数字目標にすることです。「たくさん」「いっぱい」という目標は良くありません。

⑤期日:いつまでにそれを終わらせるかを決めます。同じ科目内で被るのはなるべく避けましょう。期日が被れば被るほど、実施率が下がります。

⑥チェック方法:復習はしたけど本当にできるようになっているのかを確認します。大切なことはどのレベルで「できた」としたいか。教室では、入試や模試で問題が解けるようにチェック方法は基本模試の問題で行います。

⑦合格基準:チェックした場合どうなればクリアとするのかをあらかじめ決めておきましょう!これも数字目標が大切です。この生徒は全部100%って気合が入っていますね!

ここまですると、次の模試までの学習内容が決まります。何をやるかを「自分」で「具体的」に決めることができたので、学習に身が入ります。

ただ、1か月もやる気は持たないので、毎週1回塾で進行状況を確認します。

ここまでするのか?と思われた方もいるかもしれませんがPASSFINDはここまでします!だから成績が上がっています!!

さてあとはおまけです。

⑧結果:チェックした結果を書いておきましょう!あとで振り替えるのに使います。

面談ではこの⑧を見て、もう一回学習したほうがいいのか、それとも完了にしていいのかを一つ一つアドバイスしております。

最後に

模試の成績の見方はご理解いただけたでしょうか?

10月からはいよいよ受験ラストスパートです。ここからの3か月で成績は劇的に変化します。

今合格が難しい高校への合格も夢ではありません!

この記事が、その一助になれたら嬉しいです!!

ではまた、次の記事を楽しみにしていてください。

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