本当の勉強をしよう!
夏休み、ちゃんと勉強していますか?
というのも生徒達の授業の様子を見ていると、本当の意味での勉強をしていない子が結構います。というか、新しく入ってきた生徒はほとんど勉強できていません。これは一度受験を経験した高校生もしかりです。
そこで今回は、「勉強とは何か」その全体像をまとめてみました!
入塾したての生徒の勉強
PASSFINDでは、学校のワークを1週間に5ページ宿題に出しております。それを確認する時、入塾したての生徒はほぼ100%の共通点があります。
それは・・・
まるつけを一切やっていない!
5ページあったら、5ページともです。ただただ、ワークを解いてくるだけで、しかも空欄も結構ある。
入塾してすぐの生徒はほとんどこの状態から始まります。
問題を解くだけは危険!
このような「ただ問題を解く」行為は、勉強的な効果ほとんどありません。
もちろん、問題を解くことによって、知識を思い出し、記憶の強化がされる一面もあります。
そのため、記憶を忘れにくくさせる効果があり、まったくメリットがないかというと、そうではありません。
ありませんが、デメリットにもなる可能性を秘めているのです。
そのデメリットとは
間違った記憶の強化
です。
丸つけをしないということは、もし間違えた記憶があった場合、間違えたままで修正されません。
その結果、テストで同じような問題が出題された場合、練習の時に解いた通りにちゃんと間違えます(笑)
間違えた記憶が強化されているので、本番で、その間違いに気づく可能性は限りなく0。
つまり問題を解くという行為自体は「良くなる時もあるし、悪くなることもある」です。
そのため、〇つけまでは勉強ではなく、その後を行うための作業と割り切ったほうがいいです。
ではその後とは何なんでしょうか?
勉強とはなにか
先日の勉強方法の授業ではこんな図を使って説明しました。
学習の簡単なフローチャートになります。
もちろん、細かいことを上げれば他にもいろいろありますが、大きな流れはこんな感じです。
では、上のフローチャートでどこからが勉強としてよいのでしょうか?
それが下の赤枠の範囲です。
そうです。
丸付けをしてからが勉強なんです!
「当り前でしょ」とおっしゃる方いると思います。わたしも塾業界に入る前は当たり前だと思っておりました。
でも、生徒達の学習の後を見てみると、ほとんどが丸つけをしていない。
丸付けをしていても間違えた問題の答えを、解説書を見ながら写すという生徒が大半なんです。
そりゃ点数上がらないですよ(汗)
もし、まだPASSFINDに通われていない場合は、一度お子様のノートやワークを確認してみてはいかがでしょうか?。
まずは間違えた問題をもう一度解くところから
勉強の仕方がわからなかったら、まずは間違えた問題をもう一回解くというところから始めてみましょう!
その時のルールは3つです。
- 解き直しの時は、初めて解くときと同じように解く!
- 途中で調べたり、質問はしない!
- 全部自力で解けるまで何度もチャレンジ!
1はかなり大事です。
解き直しをする際、結構な生徒が、すでに答えを知っている前提で問題を解いてしまいます。その結果、問題文を読まない、途中の考え方がおかしいといったことが解き直しでも起こり、効果がかなーり薄くなってしまいます。
2は結構破りがちなルールです。
理解をすればいいということで、ちらちら解説を見ながら解く生徒が時々います。でもテストではそんなことが出来ません。そのため、このルールを守らないとわかったつもりになりがちです。
3は復習の基本です。
このルールは、問題演習の目的を達成するためです。生徒から時々何回復習すればいいんですか?と質問されることがありますが、この質問自体が目的を失ってしまっております。なぜなら、目的はできない問題を出来るようにすることにあるからです。そのため、2回復習してもできなかったら3回目をやりますし、100回復習してもできなかったら101回目を行うんです。
出来なかった問題が出来るようになる。
それが1問でも2問でも増えたのなら、成長です。
是非参考にしてみて下さい。
上のフローチャートについて話すことが色々あります。
今後はフローチャートの項目一つ一つについて詳しく解説していきたいと思います。
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